タミヤ1/48MM_No.104_アメリカM8自走榴弾砲_筆塗り作例_その2

M8自走榴弾砲 1/48MM_製作レビュー

 その1でグリーン系で筆塗り仕上げしました。ただし、自分の「オリーブドラブ」イメージと雰囲気がずれていると感じています。そこでフィルターという技法を用いて全体の色味をちょっとだけ自分の予測に寄せたいと思います。

 フィルターに用いる塗料はMr.ウェザリングカラーです。ウェザリングカラーは筆塗りと相性がいいのと、薄めてウォッシング的な塗り方によく合っていると感じたからです。今回ラストオレンジを使おうと考えています。過去に塗装テクニック本で黒にオレンジを薄く吹くとオリーブドラブになると読んだことがあるからです。

カラーレシピ&フィルター

 レシピとしては、上の様にグラデーションかけた全体にフィルターを重ねるイメージです。フィルターをかけるときに特に大事なことは、濃く色を付けないということです。薄く薄く重ねていった方が失敗が少ないです。失敗するとせっかく筆塗りでつけたグラデーションからやり直しです。また乾くまでフィルター効果の印象が変わる可能性が高いです。濡れて艶のある状態と乾いて艶が消えた状態では効果の印象が変わります。個人的には乾いた方が濃く感じる場合が多いので、塗っている最中は薄く塗っていくことを心がけましょう。

M8フィルター効果

 フィルター色の濃さについては、M8の場合白、上写真の様に白マーキングを濃さの基準にすることを提案します。真っ白がちょっと黄味がかった位の濃さにフィルター色を調整しましょう。はっきりオレンジが出る様なら濃すぎです。薄すぎて効果が感じられなかったら、同じ濃さでもう一度全体にフィルターをかけて、狙った効果までフィルターを重ねることで寄せていきましょう。今回フィルターでベース色の黄色っぽい部分がオレンジ寄りになって、自分のイメージした「オリーブドラブ」にすることができました。

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